Ｑ．「日本のミニスカート第1号」のちに女優として大活躍した 1959年の「伊勢湾台風」で報道に携わったＮＨＫ名古屋の女性アナウンサーといえば？？
正解は…
「野際陽子 さん」でした！
解説
出題のねらい
1959年（昭和34年）の「伊勢湾台風」は、名古屋の放送業界に大きな影響を与えていますが、そこに関わっていたのがのちに女優となる野際陽子さんです。野際さんはアナウンサーとしてNHKに入局すると最初の配属は名古屋放送局。そこで2年目に伊勢湾台風に遭遇しているのです。
野際さんは3年目に東京へと赴任。いくつものレギュラー番組を担当するのですが、広告代理店への転勤を経てテレビの司会者に。それ以降は女優の道を歩むこととなり「日本におけるミニスカート第一号」と呼ばれる存在に。そして2014年（平成26年）2月28日、野際さんはNHK名古屋放送局に帰ってきます。
野際陽子さんとは
この年、NHK名古屋放送局はテレビ開局60周年を迎え「東海北陸スペシャル『撮った！伝えた！描いた！NHK名古屋・テレビ60年』」という特番を放送。その番組に野際陽子さんはかつてのアナウンサーとして登場し、独身寮で強盗と鉢合わせしたエピソードなども話されました。
伊勢湾台風は愛知県と三重県に甚大な被害を与え、死者・行方不明者の数は5,000人以上。明治時代以降の日本における台風災害で最悪の惨事となりました。当時の名古屋のメディアは、NHK名古屋とCBCがラジオとテレビの両方を放送していたほか、
三重県には近畿東海放送、岐阜県にはラジオ東海というラジオ局があり、両局が共同設立した東海テレビ放送ができたばかりという状況でした。その年の11月に両局自体も合併し、東海ラジオ放送として名古屋市に本社を置いた、そんな放送の黎明期の出来事でした。
みんなの思い出から
伊勢湾台風はその後の東海地区の放送局に大きな影響を与えます。津の近畿東海放送と岐阜のラジオ東海が合併して名古屋に本社を移したことで、当時はまだNHKも岐阜や津で独自の放送を行っておらず、東海3県では名古屋以外に放送局が存在しない状態となってしまいます。
それを受けて、岐阜県では岐阜日日新聞（現：岐阜新聞）が事実上の放送部門としてラジオ岐阜（現：岐阜放送）を設立。この設立は伊勢湾台風のような災害に対して、県独自の情報が発信されない不安から行われたものだと言われています。
そんなこともありましたね
野際陽子さんは数々のドラマや映画に出演されていますが、そのなかで名古屋との繋がりと言えば東海テレビの昼ドラではないでしょうか。「花嫁のれん」シリーズは2010年（平成22年）から第4シリーズまで放送、その後も昼ドラ50周年記念企画の「ほっとけない魔女たち」、最後の昼ドラ「嵐の涙～私たちに明日はある～」にも出演されましたね。
いただいた解答＆感想
みんなの思い出
・伊勢湾台風は映像しか見たことないけど恐怖
・親が伊勢湾台風を経験した
・南区の実家の1階が水没した
・名古屋局にいらっしゃったとは！
・名古屋局の独身寮で強盗に遭遇
・名女優だった
・「キイハンター」の津川啓子役を思い出す（複数）
・「キイハンター」アクションかっこよかった
・「サントリー百万人の音楽」芥川也寸志さんとの落ち着いた進行
・冬彦さんでの狂気の演技
・1990年代佐野史郎さんとセット
・東海テレビの昼ドラ「花嫁のれん」
・大好きな女優さんだった
・とっても美しかった
・NHKアナ時代から黒柳徹子さんとの交流が
・千葉真一さん（JJ Sonny Chiba）の奥さまだった
・ドラマ「トットちゃん」では娘の真瀬樹里さんが野際アナ役を演じた
・ミニスカートと言えばツイッギー
楽しい不正解
・蟹江篤子アナ
・小高直子アナ
・柘植恵水アナ
・山田亜樹アナ
・石井かおるアナ
・加賀美幸子アナ
・楠田枝里子さん
・山田昌さん（複数）
・竹下景子さん
・落合信子さん
・小川ローザさん
・ローバー美々さん
・窓際陽子
・ソニー千葉
・山本家陽子
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冬彦さんの母親でもある野際陽子さん
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