当時の様子
昨年、初めて開催された三重県桑名市にある「なばなの里」のイルミネーション。100万球のLEDを使い、幻想的な空間を作り出しました。それまでなばなの里といえば、どちらかというと花を見る落ち着いた層向けの施設というイメージでしたが、若者層に一気に訴求するものとなりました。
今年も昨年に続いての開催で、電球の数は2割増し。120万球となっています。なかでも、水上イルミネーションはみどころで、木曽三川をイメージ。色が次々と変わりなんとそのバリエーションは640億色。数えきれません。
水上イルミネーションは世界最大級となっています。
他にも、幸せを呼ぶアーチを織りなす「光の雲海」ゾーンでは、ちりばめられた青い光が輝き、その色合いから寒さをより感じさせます。人肌恋しくなる効果がありそう。
さらに、もみの木2本による「ツインツリー」はクリスマスらしさが良く出ていますね。ただ、このイルミネーションは1月29日まで開催されているので、クリスマス後もクリスマスらしさが出ます。
そして、ナガシマリゾートといえばピーターラビットですね。入口では彼らも照らされています。
ラジオ各局とのコラボレーションイベントもあり、CBCラジオは伊藤秀志さんやノリ上野さん、千鳥のおふたり、東海ラジオからは蟹江篤子さんとタクマさんによる点灯式が開催される日もあるそうです。
イルミネーションを見ながらのディナーも楽しめますし、「アイランド富士」に乗って上空から見るとまた違った味わいがありますよ。
あとがき(2021.12)
まだ当時は、いまのメイン会場にあたるイルミネーションは存在していなかったんですよね。「光のトンネル」もなく、それが登場するのはこの翌年の2006年です。
今年で18シーズン目を迎える、なばなの里イルミネーション。かつては「今年は○○○万球のスケール」といったPRがあったのですが、700万球を超えたあたりから非公表になっているのですね。
しかしまあ、当初は100万球でスタートしたものが、120万、280万、400万と毎年のようにインフレみたいな状態になっていましたから、他施設との球数競争に疲れたというのもあるのでしょう。
2005年当時の開催期間は11月25日から1月29日。それが今シーズンは10月19日から5月6日。もはや「ウインターイルミネーション」とは言い難いところがありますし、ていうか、なばなの里って年の半分はイルミネーション施設ですよね。
ただ、これを目当てに外国人観光客もたくさん訪れると言いますからね。花のテーマパークからイルミのテーマパークへ変貌を遂げたことで、イメージが変わったのは確かです。
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