当時の様子
名古屋に中部地区初の「ドン・キホーテ」がオープンして1年が経ちました。初出店だったのは、中川区の「パウ中川山王店」。昨年(2003年)8月にオープンしました。
ドン・キホーテといえば、所狭しと高く陳列をすることで、宝探しのようなディスカウントショップで、何よりも特徴は夜遅くまで営業しているということ。「夜が早い」と言われている名古屋で、果たしてどこまで浸透するか…とメディアでは取り上げられました。
この中川山王店の立地には意味があり、幹線道路江川線沿いにあることで、名古屋市内全域からの集客を見込め、かつ、伊勢湾岸道を経由して、岐阜や三重からの来店も期待されています。
名古屋にオープンした、ドン・キホーテの中部の旗艦店パウ中川山王店。このお店の成功如何によって、名古屋にドンキが浸透するかどうか…といったところですね。
あとがき(2021.8)
ドンキの東海地区への進出は、店舗を増やすという形よりも、大きなインパクトがあったのはビッグワンのドンキ化です。
名古屋市に本社のあったスーパー、ハローフーヅが運営していたディスカウントショップ・ビッグワン。ビッグワンとしては11店舗を展開していましたが、分離する形でドンキに売却。ドンキは2009(H21)年にビッグワンを吸収合併し、6店舗が「MEGAドン・キホーテ」と看板を掛け替えました。
MEGAドン・キホーテの名古屋本店、あそこは合併直前まで、ビッグワンが本社を置いていた場所です。
そして、ユニーです。いまやユニーはドン・キホーテの傘下。アピタ・ピアゴはドンキとのダブルネーム「MEGAドン・キホーテUNY」に業態を転換しています。新聞報道によりますと、それにより売上が2倍になっている店舗もあるというのですから、驚きです。
ドン・キホーテの創業者は岐阜県大垣市出身です。東海地区への思い入れは強かったりするのでしょうかね。
まあ、ここまでになるとドンキは、名古屋に馴染んだというか、溶け込んだというか、事実上浸透していると言えますね。
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