名古屋から金沢まで桜で結ぼうと 桜の木を植え続けた人の職業は?

Q.桜で太平洋と日本海を結ぼうと 名古屋から金沢まで桜の木を植え続けた 佐藤良二さんの職業は?? もしくは勤務先はどこだったでしょう??

正解は…

「国鉄バスの車掌さん」でした!

解説

出題のねらい

人と地域の繋がりを感じることが難しい今だからこそ思い出したい、時代と距離を越えた思い。かつて、名古屋から金沢まで、桜の木で結ぼうとたったひとりで桜の苗木を植え始めたのが、国鉄バス「名金急行線」の車掌であった佐藤良二さんでした。

国鉄バスは民営化され、バスの車掌という職業は無くなり、当時の路線もなくなってしまいましたが、それでも植えられた桜の木は今も毎年あざやかに咲き、有志たちによって植えられ続け、かつての路線を走るイベントなども開催されています。

さくら道 とは

ダム建設によって水没集落にあった桜の木、荘川桜がダムのほとり、名金線の路線沿いに移植され、見事に開花。その桜の木に抱きつく人の姿に感動し、佐藤さんは私財をなげうって、生涯をかけて桜の木を植え続けたのですが、47歳の若さで亡くなりました。

佐藤さんのエピソードは、NHK名古屋の「北陸東海」などドキュメンタリー番組で取り上げられ、教科書にも載り、さらには映画化。テレビドラマとしても全国ネットで放送されました。春に開催される「さくら道国際ネイチャーラン」では、そんなさくらのトンネルを駆け抜けます。

みんなの思い出から

当時はまだ、中部地方を南北に貫く高速道路が整備されておらず、国鉄バスのこの名金急行線だけでなく、名鉄バスにも同様の路線があったのですね。名古屋から岐阜、富山を経て金沢へと抜ける一般道を通るバス路線。今ではロマンを感じます。

バスの車掌という仕事しながら、私財をなげうっての植樹活動は、きっと犠牲もたくさんあったことでしょう。しかしその思いによって、その「さくら道」が逆に、名古屋と金沢を結んでいたバス路線や、バスの車掌という存在を今に伝えるという役割を果たすことになるとは、当時は想像していなかったでしょうね。

そんなこともありましたね

岐阜の車掌さんという印象はきっと強かったのでしょうね。しかし記憶をたどっても、なかなかバスの車掌さんというところにたどりつけなかったのか、国鉄越美南線の車掌さんという解答が複数ありました。また、岐阜バスという方も。岐阜バスといえば観光音頭ですね!

いただいた解答&感想

みんなの思い出

・荘川桜
・太平洋と日本海を桜で繋ごう
・一人で苗木を植え始めた
・教科書に載っていて読んだ(複数)
・映画にもなった(1994年「さくら」)
・映画では篠田三郎さんが演じた
・NHKのドキュメンタリー番組で知った(北陸東海)
・40代で亡くなられた
・民宿のオーナーでもあった
・現在の名金線は金沢駅-福光駅間を西日本JRバスが運行
・当時の名金線のあとをたどるのも難しくなった
・当時は名鉄も五箇山号というバスを走らせていた
・国道156号はスキー場に向かうのによく利用した
・さくら道国際ネイチャーラン
・桜は残ったけどバス路線が…
・運転士さんも手伝っていた

楽しい不正解

・エリザ・シドモアさん
・国鉄越美南線の車掌(複数)
・銀河鉄道999の車掌
・岐阜バス
・北陸鉄道
・西日本鉄道 西鉄バス
・私は、黄信号で止まります。
・山崎川を管理する人
・名古屋市役所勤務の公務員さん
・さくら銀行(旧太陽神戸三井銀行)名古屋支店長
・風船おじさん
・ドミノ職人
・北陸鉄道金名線
・花咲かじいさん(複数)
・植木職人
・植物元気っ!HB-101フローラの営業
・吉野家

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