日本モンキーパークと成田山へ運行されていた公共交通機関はなんだった?

Q.日本モンキーパークと成田山名古屋別院大聖寺へのアクセス路線としてかつて運行されていた公共交通機関は??

正解は…

「モノレール」でした!

解説

出題のねらい

かつて名鉄犬山線の犬山遊園駅からモノレールが運行されていました。「名鉄モンキーパークモノレール線」です。営業距離は1.2kmで、犬山遊園駅、成田山駅、動物園駅と、3つの駅があり、成田山名古屋別院大聖寺と日本モンキーパークへのアクセス路線となっていました。

開通したのは1962年(昭和37年)3月21日のこと。日本モンキーパークは当時「犬山ラインパーク」という名称であったため、「名鉄ラインパークモノレール線」としての開通でした。当時は、未来の乗り物としてモノレールのショールーム的な存在としての意味もありました。

名鉄モノレール とは

それまではモノレールといえば懸垂式でした。この路線はゴムタイヤでコンクリート製のレール上を走行するという「日立アルウェーグ式」を採用し、跨座式のモノレールとして日本初であり、輸送を目的としたアクセス路線としてのモノレールとしても日本初の存在でした。

のちに、東京の都心と羽田空港を結ぶアクセス路線として開通した東京モノレールは、名鉄のこのモノレールと同じ方式を採用し、当初は東京モノレールに対して名鉄は資本参加もしており、東京モノレールに名鉄の職員が派遣され、運転士の育成がここで行われました。

東京モノレールは、最初の東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)に運行を開始、名鉄はその順調な滑り出しを見届けると翌年には経営から手を引き、その後の東京モノレールは日立グループとなり、2002年(平成14年)にはJR東日本傘下となります。

みんなの思い出から

動物園駅の出口は基本的にモンキーパークへと繋がっており、その出口から出るためにはモンキーパークの入場券が必要でした。ただ、外に出る通路も存在し、まるで秘境駅のような通路を通って外に出ると、秋は紅葉の名所として「もみじ寺」として知られる寂光院へと歩いていくことができました。

明治村への延伸や、さらに高蔵寺までの延伸、一方で鵜沼を経由して関・美濃へとつなぐ構想など夢物語もあったそうですが実現せず、車両や施設の老朽化などを理由に2008年(平成20年)12月27日をもって運行を終了。廃止されました。

そんなこともありましたね

廃止後の車両はあちこちに展示されており、かつての動物園駅の場所にあるほか、岐阜県可児市の「スパリゾート湯の花アイランド広場」の駐車場の一角に「湯の華号」として活用されており、動くことはありませんが「乗車」することも可能です。

いただいた解答&感想

みんなの思い出

・名鉄ラインパークモノレール線
・名鉄モンキーパークモノレール線
・通称「犬山モノレール」
・犬山遊園駅
・動物園駅からモンキーパークの出口へは入場券必要
・動物園駅から外に出る通路は秘境駅のようだった
・動物園駅から寂光院・もみじ寺まで歩いて7分ほど
・子どもの頃 駅員さんの好意で自分で切符を切らせてもらえた
・子どもの頃モノレールに乗りたくてモンキーパークに行った
・これもアトラクションのように感じた
・子どもの頃に親戚のおじさんと一緒に乗った
・いつか乗りたいと思っていた
・最後まで冷房はなかった
・トランパスでは乗れなかった
・日本初の日立アルウェーグ跨座式モノレール
・東京モノレールの原型(多数)
・名鉄は東京モノレールの株主だった
・東京モノレールに名鉄の職員が派遣されていた
・東京モノレールの運転士の養成がここで行われた
・初詣のイメージ
・電車でGO!名古屋鉄道編で運転できた
・乗るのに待たないといけなかった
・廃止前に乗る事ができた
・新聞で廃止を知ってあわてて乗りに行った
・パノラマカーと一緒になった写真のカードがある
・可児市の湯の華アイランドに車両が展示されている
・お出かけはお得な初詣でトクトク切符で
・今はモンキーパークへは岐阜バスで
・レールの真下に先祖のお墓があった
・「おとぎ列車」も運行されていた

楽しい不正解

・ピーチモノレール
・東山公園モノレール
・ドリームランドモノレール線
・姫路モノレール
・HSST
・リニア(複数)
・NEX名古屋成田エクスプレス
・成田スカイアクセス
・猿の惑星連行モノレール
・モンキーモノレール
・スカイダンボ
・ビスタライナー
・カーレーター
・人力車
・プラレール
・牛車
・モロレール
・モルーノレ
・おさるの電車(複数)
・高速犬山経由碧南・猿投行き
・国鉄歌志内線
・おさるのかごやはホイサッサ(複数)
・モノゲンユニ

コメント

現在、一部の車両は可児の「湯の華アイランド」にあったはず…。

思い出アルバム

関連情報

あのころナゴヤ 管理人

このサイトは「あのころ」、主に平成・たまに昭和の名古屋圏、名古屋を中心とした愛知・三重・岐阜の東海3県の話題をお届けするサイトです。この企画をきっかけにテレビ番組が誕生しシリーズで放送されました。番組の立ち上げからスタッフとして参加、出題や出演者キャスティング、演出などにもかかわりました。

あのころナゴヤ 管理人をフォローする
Q.社会
スポンサーリンク
あのころナゴヤ 管理人をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました